オンライン採用のメリット・デメリット|

中小企業の経営者様必見!オンライン採用のメリット・デメリット マネジメント

2021年はワクチン接種の試みが進みつつも、採用活動はまだまだオンラインの体制を継続する必要があり、ウイルス感染を最大限抑えなくてはいけません。

そんな中で、オンライン採用を行うメリット・デメリットは何なのか、企業が知っておくべき項目を6つに分けてご説明します。

採用に携わっている中小企業の人事担当者の方や経営者の方は、効果的なオンラインの採用を進めるための参考にしていただければと思います。

1. オンライン採用のメリット

オンライン採用のメリットは、ウイルスの感染対策ができることはもちろん、より多くの学生にリーチできることや業務を効率化できることも挙げられます。

それぞれのメリットを詳しく紹介していきます。

応募者の母数を確保しやすい

1つめのメリットは、応募者の母数を確保しやすいということです。

従来の採用手法では、応募者は説明会会場まで足を運ぶ物理的な負担。交通費負担。移動時間による時間的負担等、就職活動は様々な負担がかかるものでした。

そのため、応募数企業数や面接にいく企業数には限界がありました。

一方、オンライン採用では、上述した3つの負担は解消されます。これにより、学生の就職活動における負担は軽減されることで応募する企業数が増加することで企業にとっては応募者の母数を確保することができることになります。

業務効率化につながる

2つ目のメリットは、企業側の業務効率化につながることです。

従来の採用活動では、大規模なホールで行われる合同説明会への参加など、採用担当は会場へ移動して説明の準備などを行う必要がありました。

また、学生の選考のために大会議室を抑える、会議室の机やイスを並べ替えるといったことも採用担当の仕事です。

採用をオンラインに移行すればこれらの手間はすべてなくなり、大幅な業務効率化につながります。

会場のセッティングや移動する必要がないため、Zoomなどのシステムの準備だけ行えば問題ありません。

より多くの学生を面接するためには、人事がやり取りできる人数を増やす必要があります。

オンライン採用はそうした課題の解決にもつながり、業務効率化することでたくさんの学生に出会う可能性を広げる手段でもあるのです。

より多くの学生にリーチできる

3つ目のメリットは、従来以上の多くの学生にリーチできることです。

オフラインの採用活動では、地方や海外に住んでいる学生とのやり取りの機会は限られてしまいます。

地方を出て働きたいと考えている学生にとっては、新幹線や飛行機での移動やコストもかかるため、なるべく数を絞って応募していたことでしょう。

しかしオンラインに切り替えることで、自宅にいながら企業の説明を聞くことが可能になり、採用担当と面接するのも簡単になりました。

企業にとっても、遠方に住んでいる優秀な学生を見つけられるようになり、多くの応募者を呼び込めるというメリットがあります。

2. オンライン採用のデメリット

オンライン採用のデメリットは、会社の雰囲気が伝わりづらいことや、対面でのやり取りよりも得られる情報が少ないことです。

それぞれの項目を見ていきましょう。

会社の雰囲気が伝わりづらい

オンライン採用の大きなデメリットは、会社の雰囲気が学生に伝わりづらいことです。

オンラインでは、オフラインよりも得られる情報は圧倒的に少ないと言われています。

学生にとっては、採用担当の話し方やWebページでしか企業の情報を得ることができません。

「社風」は学生がもっとも重要視する項目の一つでもありますから、オンライン採用をやりつつも、適度に直接やり取りできる機会を設けるといいでしょう。

たとえばすべてオンラインで完結させるのではなく、社内見学や、会社のカフェテリアを使った座談会などを適度に取り入れるのがおすすめです。

得られる情報が少ない

オンライン採用では、オフラインよりも得られる情報が少ないことが懸念されます。

応募してくる学生の話し方や顔つきはわかっても、会議室に入る際の所作などの一連のビジネスマナー、人柄などをくみ取るのは難しいでしょう。

オンライン採用では顔しか見えないために、下半身は部屋着で面接をしている、なんて学生もいると聞きます。

得られる情報が少ないがために、自社の求める人物像とミスマッチが起きてしまう可能性は多いにあります。

繰り返し面接を行い、先述のように適度にオフラインのやり取りも含めると、ミスマッチが起きるリスクを回避できるでしょう。

システムの不具合に注意が必要

オンライン採用で注意しなければいけないのはシステムの不具合が起こることです。

顔が見えない、音声が聞こえづらいなど、情報発信が十分にできないと企業のイメージは悪化してしまいます。

説明会や面接を始める前に音声確認の時間を設けたり、事前に操作マニュアルを作成して学生に配布したりする、といった試みが大切です。

またインターネット回線に不具合をきたさないよう、定期的に速度などをチェックすることも効果があります。

オンライン採用ではコミュニケーションの取りづらさという壁がある分、しっかり対策をしておいてください。

オンライン採用の注意点

オンライン採用では、上述したデメリットを理解すること以外に注意すべき点がいくつかあります。

それぞれご紹介していきます。

コミュニケーションの取り方に気をつける

オンライン採用の面接では、ツールや通信環境によってラグが発生するため、いつもより「ハキハキ」と「間を多めに取って」話す必要があります。

また、相手のPCスペックによって音声が聞き取りづらいことも考えられるため、適宜相手が聞こえているか確認する必要もあります。

情報の伝え方を意識する

オンライン採用では、相手に伝わる情報が少ないです。視覚的情報は面接者も、学生も少なくなるため会社の情報をいかに多くの手段で伝えるか?を考える必要があります。

例えば、動画を用いた会社紹介を行うことや、ホームページには事業概要だけではなく先輩インタビューなどを加えるなどです。

これにより、学生は少しでも自分が働いているイメージを持つことが可能となりミスマッチを防ぐことに繋がったり、企業への関心を高めることが可能となります。

詳細は、下記記事でご紹介しておりますので、気になった方はぜひご覧ください。

オススメのオンライン面接ツール

最後に、オススメのオンライン採用ツールをご紹介します。今回ご紹介するツールは、Web面接だけができるツールではなく、「採用管理機能と連携しているWeb面接」ツールをご紹介します。

より手間なくWeb面接が行うことが可能になるためぜひ参考になさってくださいう。

harutaka(ハルタカ)

「harutaka」は株式会社ZENKIGENが提供しているWeb面接機能に採用管理が加えられたサービスで、2020年度年間ランキングでは1位を獲得しています。

■企業のメリット

「harutaka」の大きな特徴は「エントリー動画」という機能です。これは、エントリーシートの動画版です。企業があらかじめ設定した質問に、応募者が動画を撮影したりテキストを入力して回答することができる機能です。

これにより、事前に求職者の熱意や人柄を動画を通して知ることができます。視覚情報が少なくなるオンライン面接ですがこの機能によって、予め学生の情報を動画を通して知ることができるため非常に強いメリットとなっています。

■応募者のメリット

上述した通り、自身のことを動画でさらに企業にアピールできる点はもちろん、接続確認ダッシュボードという機能により当日の通信状況によるリスクを軽減できます。また、アプリDLが必要なくリンクがあれば参加できる手軽さも魅力です。

■価格

初期費用は発生せず、年間一括契約のサービス利用料です。料金は、要確認となっております。

出典:harutaka

 BioGraph(バイオグラフ)

BioGraph(バイオグラフ)は株式会社マージナルが提供しているWeb面接システムで、採用管理機能がいくつか搭載されたサービスです。

■企業のメリット

BioGraph(バイオグラフ)の最大の特徴は採用管理システムの一部が機能として搭載されていることです。例を挙げると、面接のスケジュール管理機能や応募者管理機能です。

これにより、スケジュールの把握が楽になったり応募者の情報も手軽に確認できるため、採用で必要な手間が大きく削減されます。

■応募者のメリット

「BioGraph」も「harutaka」と同じく、リンクがあれば面接に参加することが可能です。また、事前の動作検証機能もあるため面接当日のエラーなども回避しやすいです。そして、なんといってもデザインが非常にシンプルで直感的に操作できる点も魅力です。

■価格

BioGraphは4つの料金プランがあり、プランごとに機能が分かれています。

初期費用:11,000円〜

月額費用:11,000円〜

出典:BioGraph(バイオグラフ)

 ITSUMEN(イツメン)

ITSUMEN(イツメン)は株式会社マルジュが提供する動画選考ツールです。応募者選考の機能が充実しているWeb面接サービスです。

■企業のメリット

ITSUMEN(イツメン)は、企業が設定した質問に対して応募者が回答する形で動画を撮影し応募できるサービスです。そのため、選考を動画視聴で行えるので、採用者の負担軽減に繋がります。

従来の手法では、応募書類に目を通す必要がありましたが、ITSUMENでは動画を見ることで完結します。時間的にも身体的にも負担軽減になりますし、人となりを動画で確認できるためよりミスマッチの少ない採用をしやすいです。

■応募者のメリット

応募者は、「harutaka」と同じく動画を通して自分をアピールすることが可能です。また、アプリのDLなども必要ないため手間も少なく利用しやすいです。

■価格

ITSUMEN(イツメン)は2つの料金プランがあります。いずれも初期費用は無料です。

・月額プラン(最低契約期間6ヶ月)

①ライトプラン:29,800円(税抜き)

②ベーシックプラン:49,800円(税抜き)

③プレミアムプラン:79,800円(税抜き)

・ダブル定額プラン(最低契約期間12ヶ月)

利用回数により変動。39,800円(税抜き)〜

■料金イメージ

出典:ITSUMEN(イツメン)

まとめ

企業においてオンラインの採用活動を行うメリット・デメリットとツールをご紹介しました。

オンライン採用は感染対策や業務効率化につながる一方で、得られる情報が少なく、ミスマッチも起こりやすいというデメリットがあります。

このデメリットを十分に理解した上で、応募者が応募しやすい環境をツールを用いてどう実現するかを検討する機会になれば幸いです。

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