【最新無人店舗ビジネス】実店舗のアパレルショップが無人で運営できる時代になりました。

アパレル 無人化 営業/マーケティング

2021年3月10日、PRTIMESにて衝撃の告知が公開されました。

実店舗なのにLINEで完全自動化!無人のレンタルドレスEmptyDressyがノーコードでフルリニューアル

※PRTIMESとは、プレスリリースの告知ができるプラットフォームです。

驚いた内容は2点で

①完全無人でファッションレンタルショップが運営できるということ

②NoCodeというツールにより、システムもエンジニアもなしで1ヶ月で仕組みを構築したしたということ

です。

本記事では、IT初心者の方へ向けて現代のIT技術を利用した事例をご紹介し、少しでもIT技術に関心をもち挑戦するきっかけ作りになるようエンプティ株式会社の事例を分かりやすく噛み砕いてご紹介します。

ついに店舗型ファッション業界も無人店舗ビジネスが進出

アパレル業界 無人化

初めに本日ご紹介する無人のレンタルドレスショップを開始されたエンプティ株式会社様の「EmptyDressy(エンプティドレシー)」についてです。

サービス内容は、催事などで利用するようなドレスを実店舗で試着したのちレンタルできるサービスです。

特徴は、タイトルの通り「無人であること」です。

洋服を買いに行くと店員さんの視線が嫌だや、話をするのが嫌だという声を最近よく耳にすると思います。この声を汲み取って実現したサービスです。

実際にEmpty Dressyの利用者1,294人に「店員がいないことはいかがでしたか?」という匿名アンケートを行ったところ「いないほうが良い」もしくは「どちらかと言えばいない方が良い」と回答した割合は利用者全体の88.6%にも上ったそうです。

無人化 アンケート

出典:PRTIMES「実店舗なのにLINEで完全自動化!無人のレンタルドレスEmptyDressyがノーコードでフルリニューアル

この理屈は分かりますがどうやって、無人店舗を実現させたのか?気になりますよね。

そこで、この無人システムをどう実現したのかをご紹介します。

無人店舗を実現したITツールについて

Empty Dressyが、接客販売業でも無人化ができた理由は2つのツールをうまく利用したからです。

それぞれご紹介します。

公式LINEにより接客無人化

Empty Dressyは、従来ドレスを販売する接客で必要になる

◇試着室への案内

◇顧客情報の管理

◇決済

などをLINEで完結するようにしました。

例えば、Empty Dressyの公式LINEを追加すると

◇アカウントの登録

◇来店予約

◇鍵の受け取り

◇ドレスのIDの登録

◇返却の手続き

などができます。

◼️来店予約のイメージ

EmptyDressy LINE

◼️決済画面のイメージ

EmptyDressy レンタル

これにより、レンタルする商品の在庫管理はもちろんできますし、試着室がいっぱいで待ち時間が長すぎ…ということもないでしょう。

つまり、接客を行わなくても必要な業務がLINE上で完結しているのです。

NoCode(ノーコード)で決済や在庫管理を実現

そして、このLINEでこれらの機能を実装できた理由はNoCodeというツールを用いて決済機能や顧客情報管理機能を実装したからです。

NoCodeとは、システム構築で必要と言われたいたコードを書かずにシステム構築が可能になるツールのことです。

参考までに、以前ご紹介したNoCodeツールZapier(ザピアー)という複数のツールを紐づけてワークフローを自動化できるものをご紹介していますので参考までにご覧ください。

NoCodeは

・エンジニアではなくても直感的にシステムを構築できるためコストがほとんどかからない

・開発にかかる時間も短い

というメリットがあります。

Empty Dressyは複数のNoCodeを用いることで、LINE決済や顧客管理などを1ヶ月で構築しました。

利用したNoCodeツールはこれらです。

・コミュニケーション:LINE

・Webサイト:webflow

・決済システム:Shopify

・鍵の発行:RemoteLock

・データベース:Airtable

・上記アプリケーション間の連携:Integromat

エンジニアを雇って、人件費をかけなかったことで月々のランニングコストも削減できますし修正も簡単にできるのがNoCodeの魅力です。

では、これらのツールを用いて無人化したことでどんなメリットがあるのかご紹介します。

無人店舗ビジネスによるメリット

では、接客販売業を無人化したことでどんなメリットがあったのかをご紹介します。

24時間営業が可能になる

1つ目は、無人で営業できるので24時間稼働が可能になります。夜間スタッフが集まらないという課題もありませんし、人手不足が原因で店舗を開けられない…

ということがなくなります。

このメリットを活かして、飲食業界でも24時間営業の無人店舗が出ているらしく、「餃子の雪松」様という老舗の餃子店は無人で24時間営業の店舗を運営してるそうです。

参考:【斬新すぎ】24時間営業の無人 “餃子” 直売所「餃子の雪松」に行ってみた! 36個入り1000円で会計はまさかの賽銭スタイル!!

ランニングコストの削減

2つ目は、人件費がかからないことによるランニングコストの削減でしょう。

接客販売業では、人件費割合が大きなコストを占めていますが無人化により人件費をカットできます。それにより、低価格を実現することで業界優位性も出せますしお客様のニーズにも答えることができるでしょう。

人的ミスが発生しない

3つ目は、人的ミスが発生しないことです。

人が関わる以上、接客販売業では在庫管理や決済ミスなどが少なからず発生しており年間を通して考えるとかなりの痛手だと思います。

しかし、無人で在庫管理や決済を行うことで人的ミスが起こりません。

予算的にも、ミスの補填による人的コストもかからないのは大きなメリットだと思います。

中小企業経営者はどんな視点を持ちサービスを考えていくべきなのか

今回ご紹介した事例から感じていただきたいのは、ビジネスの形はこれまでの常識的が通じなくなっているということです。

Empty Dressyさんの例から

○店舗型ビジネスは無人化もできる

○接客の形は変わってきている

○システム開発はコストをかけなくても設計できる手段が生まれてきている

などを感じていただければ幸いです。

特に、顧客ニーズをどう汲み取ってビジネスに反映させていくか?ニーズをどう実現していくのか?を

「顧客ニーズ」✖️「ITツール」

があればこれまでは不可能だと思われていたことも可能になるかもしれません。

そのために、常に新しい情報に触れる習慣を持ち続けることで、新しいビジネスの形が見つかるかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ITツールの発展により様々な新しいサービスが生まれています。

今回、一部でご紹介した「餃子の雪松」様は創業53年の歴史ある企業ですが、24時間営業の無人餃子販売事業を行ったりと挑戦を続けています。

ぜひ、本記事をお読みいただいた方も、何か新しい事業に挑戦できないか考えるきっかけになれば幸いです。

<参考>

実店舗なのにLINEで完全自動化!無人のレンタルドレスEmptyDressyがノーコードでフルリニューアル

【斬新すぎ】24時間営業の無人 “餃子” 直売所「餃子の雪松」に行ってみた! 36個入り1000円で会計はまさかの賽銭スタイル!!

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