中小企業の集客、営業の手助けとなるオウンドメディアって知ってますか?

インターネットの普及とともに選択肢が広がった営業、集客体制。さらに新型コロナウイルスにより営業、集客手段がよりオンラインの方向へシフトチェンジされました。その結果、今注目を浴びている新しい集客・営業の手段としてオウンドメディアの運営があります。本記事では、「初めてオウンドメディアって言葉を聞いた!」「名前だけ知っている!」という経営者向けにオウンドメディアの基礎についてご紹介します。

オウンドメディアとは

まず初めにオウンドメディアとは何ぞや?という疑問を解消しておきましょう。オウンドメディアとは’’自社が保有、運営するメディア’’のことです。

そして、メディアとは’’情報を伝達する媒体’’のことです。

つまり、自社が管理・運営し情報を伝達する媒体のことです!

より具体的にイメージをしやすいように、例をあげてご紹介します。

①テレビCMは?

→テレビCMはオウンドメディアではありません。なぜならテレビというメディアは自社が管理していませんよね?テレビというメディアに、自社の情報を流してもらっているからです。

②ブログは?

→ブログはオウンドメディアです!ブログという媒体は自社で管理しているので、自社ブログである限りオウンドメディアと呼べるでしょう!

この例をご覧になるとイメージが沸くと思いますが、メディアという箱を誰が管理しているか?でオウンドメディアかどうかの判断はつきそうですね!

では、なぜオウンドメディアが注目されているのでしょうか?

オウンドメディアが注目を浴びるようになった背景

オウンドメディアが注目を浴びるようになった背景には

①広告が嫌われるようになった

②与えられる情報量が多く単発広告よりも費用対効果が高くなることが多い

この2点が大きいと思います。

それぞれご紹介します。

広告が嫌われるようになった

広告が嫌われる?と聞くと、本当に?と思うかもしれません。

というのも、テレビの視聴率低下や視聴者層が高齢化すると同時に企業が広告を投下する媒体がインターネットに切り替わったことにより、YouTubeやサイト、SNSでは至る所に広告が流れています。

その結果広告に触れる機会が増えたことで広告に対する意識が変化してきているようです。

株式会社イーライフが行った調査では下記のようなデータがございます。

出典:株式会社イーライフ:GDPRによる消費者意識の変化とデジタルマーケティングの展望(2018.05)

75%の人が不快になったことがあると答えています。

もちろん、全ての広告が不快というわけではないと思いますが、変なタイミングで変な場所に表示される広告が近年増加しましたよね!

また、こんなデータもありました。

出典:株式会社イーライフ:GDPRによる消費者意識の変化とデジタルマーケティングの展望(2018.05)

不快な広告として感じられると、企業のマイナスプロモーションになってしまう可能性もあるというのです。

集客や営業の手段として有効だった広告に対する意識がどのように変化したのかご理解いただけたでしょうか?

与えられる情報量が多く単発広告よりも費用対効果が高くなることが多い

続いて、オウンドメディアはストック型広告というメリットもございます。

ストック型広告の一例としては’’ブログ’’です。過去の投稿も遡って閲覧することが可能で、1つの投稿が半永久的にブロックのように積み上がっていきます。

この利点については、漫画をイメージすればわかりやすいと思います。

この漫画面白い!!と一巻を読んだ時、ついつい他の巻も気になって見てしまいますよね。オウンドメディアにはストーリー性はないものの、読者のためになる情報であれば読者がメディア内の情報を遡ってみてくれます。

これは、テレビCMや、インターネット広告ではなせないことです。(もちろんテレビCMやインターネット広告にも利点はあります)

半永久的に情報が残り、閲覧できることで自社情報やキャンペーンなどがいつでも告知できるため、テレビCMやインターネット広告よりも費用対効果が高くなることが多いです。

オウンドメディアのメリット・デメリット

では続いて、オウンドメディアにはどのようなメリット・デメリットがあるのかをご紹介します。

オウンドメディアのメリット

オウンドメディアのメリットをご紹介します。

若干上述したオウンドメディアが注目を浴びるようになった背景とダブっている要素がありますがご容赦ください。

①自社イメージの向上に繋がる

②比較的コストがかからない

③費用対効果が高い

の3つが特にメリットと呼べるものだと思います。

①と③については上述したため割愛しますが、注目すべきは②です。

オウンドメディアはコストがかかりにくいため、資金的に大手企業よりも劣る中小企業には適したメディアだといえます。

というのも、オウンドメディアは

・ブログ

・SNS

・メルマガ

などが該当するのですがどれも低コストで始めることができます。(ほぼ無料)

また、ストック型の媒体が多いことや広告として認識されない点も非常に優れたメリットだといえます。

オウンドメディアのデメリット

さて、ここまでメリットだけお伝えしてきましたが、オウンドメディアにはデメリットもあります。デメリットとしては

①成果が出るまで時間がかかる

②運営に手間がかかる

③専門知識が必要なことが多い

です。

それぞれご紹介します。

①成果が出るまで時間がかかる

これは、ブログやSNSという媒体の特性上見込み客となる方に認知されるまで時間がかかるためこのようなデメリットがあります。Facebookをイメージすると分かりやすいと思いますが、初めは友達が少ないと思います。身内や知り合いが主な友達の概要でこの人等の幅をどうやって広げるか?を考える必要があるかと思います。

ただ、知り合いの知り合いに友達申請をしていくのか?面白い投稿をしていいねをしてもらい友達を増やすにしろ時間がかかりますよね。このように、オウンドメディアは成果が出るまで時間がかかります。

②運営に手間がかかる

このデメリットは、SNSやブログを使ったことがある人ならわかると思います。というのも、ブログだと毎回記事(見込み客に有益な内容)を書く必要があったり、SNSだと投稿をこまめに行う必要があります。

テレビCMやインターネット広告だと、構成やデザインなどを広告の回数に応じて作成するだけ(1回などの少ない回数が多いと思います)なので、手間がかからず単発で成果を得ることができます。ストック型である以上継続的に投稿をしなくてはいけないオウンドメディアは手間を理解した上でどこまで継続できるか?が鍵になりそうですね。

③専門知識が必要なことが多い

これは、ブログを運営する際特に必要になります。その内容としてはSEOというGoogleに気に行ってもらうためにGoogleに合わせてブログの構成を考えるという内容です。それにより検索をした時に上位に表示され見込み客にみてもらえるからです。

これには、ある程度知識が必要のため、専門家となる人のアドバイスを受けながら記事を描き続けなくてはいけません。

以上が、オウンドメディアのデメリットです。低コストで手軽に始められる故に競合、ライバルが多く自社が勝つために継続的に手間を惜しまず育てていく感覚が必要になります。

オウンドメディアの種類と特徴

オウンドメディア

では、オウンドメディアにはどのような種類があってそれぞれにはどのような特徴があるのかをご紹介します。ここでご紹介するオウンドメディアは、

・初めてオウンドメディアを始める企業でも導入しやすく、自社で難しい場合専門の方々に比較的低コストで外注をすることができる

・シナジー効果を発揮しやすいため、3つを運営することでそれぞれのデメリットを補うことができる

上記2つに当てはまるものとなっています。

ぜひ、オウンドメディアの実施を初めて検討しているご担当者様はご参照いただけると幸いです。

ブログ

まず初めにご紹介すべきはオウンドメディアの代表例ともいえるブログでしょう!

ブログの特徴としては、

・オウンドメディアの中でもストック型コンテンツとして最も成果が見込める

・SEOで上位と取れると継続的に集客ができる

ことです。

そのため、オウンドメディアを運営する目的が

‘’長期的な集客と継続性を多少コストがかかってもいいから目指したい企業’’

には特にオススメです。

しかし、ブログは

・Googleのアルゴリズム(機嫌のようなもの)によって成果が左右される

・爆発的に一気に集客をすることは難しい

・ある程度コスト(金銭面、手間)がかかる

という一面も持っています。

プロからのアドバイスのもと、100本以上の記事を書きようやく集客ができ始めた!という時にGoogleのアルゴリズム(記事評価の機嫌)が変わり急に上位表示されなくなってしまう…というリスクも控えています。

しかし、継続的な集客力とSEO上位に掲載された時の成果は非常に強いのでオススメです。

SNS

続いてご紹介するのは、今一気に注目を集めるSNSです。

特に

・YouTube

・TikTok

・Instagram

・Twitter

は大注目のSNSでしょう。

SNSの特徴としては

・爆発的な集客力

・ぼぼお金をかけずに利用できる

ことでしょう。

そのため
‘’コストはあまりないけど、SNSを運用できる人の手は空いている’’

という企業にオススメです。

SNS自体利用ユーザーが多いことから見込み客に閲覧してもらえる可能性が高いですし、広告というよりもより手軽な知り合い感覚で自社をプロモーションできるため拡散力が非常に高いです。

しかし、SNSにもデメリットがあり

・運用の要点を抑えないと成果が発揮されない

・ストック型というよりも単発広告より

という点がデメリットでしょう。

SNSは、企業アカウントとして運営していくのはかなりハードルが高く、企業に人事アカウントのような運用をしなくては成果を発揮しにくいです。また、ユーザーの属性分析などもする必要がありある程度要点を抑えなくてはいけません。加えて、SNSは1回1回の投稿に対して反応があるため、過去の投稿を遡ってみてくれる人が意外と多くありません。そのため、見込み客に有益な投稿をコンスタントに投稿し続ける手間がかかります。

ホームページ

続いては今はもはや絶対といってもいいほど企業に必要なホームページです。

ホームページの特徴としては

・企業の情報を多く訴求できる

・直接的な売上に直結する

ことでしょう。

もはや、適した企業などではなく、ほぼ全ての企業に必要だと言えます。というのも、今はホームページは企業の看板、名刺のような概念となっており企業の透明性や信憑性を伝えるには絶対的に必要です。ホームページがない企業に信頼をおく人はいないのではないでしょうか?

そんな企業の集客の要となるホームページですが

・ホームページ単体で集客はほぼ不可能のため併用した運営が必要

・目的を決めないとただの企業紹介になる

というデメリットがあります。

特に、ホームページを作っただけではほぼ意味がないというのはかなりのデメリットでしょう。というのも、ユーザーの動きとして企業のホームページを直接探しにいくというのは企業の名前や事業を知っている顕在層のみでしょう。

つまり、何かしらの手段で企業を認知してもらい、その次にホームページ検索をしてもらうという導線が必要なのです。そのため、ブログでコンテンツを発信し気になった人はホームページへ誘導。そこで問い合わせをしてもらうといったような仕組み作りが必要になります。

オウンドメディアの選び方

オウンドメディア 選び方

最後に自社に適したオウンドメディアはどのように選べばいいのか?をご紹介します。

これは目的によって選ぶというのが答えになります。

というのも、目的が「見込み客への認知」であるにもかかわらずホームページを作るというのはあまり適していません。

上述した通り、ホームページはあくまも顧客が問い合わせをする前の企業紹介であって情報訴求直はかなり低いです。

そのため、「見込み客への認知」が目的であるのなら「ブログ」や「SNS」となるでしょう。また、見込み客とは具体的に誰?と決める必要もあります。誰にみて欲しいのか?を徹底的に考えた上でメディアを選ぶ必要があります。

つまりオウンドメディアを選ぶためには

・自社がオウンドメディアを運営する目的

・見込み客は誰なのか?

・それに適したオウンドメディアは何なのか?

の3つはまず初めに定める必要があります。また、今は複数のオウンドメディアを併用した複合型の運営も流行っています。

特に、

・ホームページ内のコンテンツとしてブログを掲載する

・SNSにブログを掲載し、ブログには問い合わせボタンを設置しホームページに誘導する

などです。

おそらくこのような企業がオウンドメディアを運営する目的は、集客と営業でそのために一気通貫で顧客獲得のフローを考えた結果このような複合型で行っているのでしょう。

いずれにしろ、メディア1つに拘らず目的に合わせて柔軟な発想をする必要がありそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

集客の強い味方となるオウンドメディアですが、初めるにあたって

①自社がオウンドメディアを運営する目的

②見込み客は誰なのか?

③それに適したオウンドメディアは何なのか?

この3つは事前に定める必要があります。

本記事で基礎を理解していただき、オウンドメディアのスタートの手助けになれば幸いです。

<参考>

中小企業がやるべきオウンドメディアの作り方

今さら聞けないオウンドメディアの意味とは?

【コラム】オウンドメディアが注目される理由とは?取り組むメリットについて

GDPRによる消費者意識の変化とデジタルマーケティングの展望

(2018.05)