インターネットの普及により、ちょっとだけコミュニケーションが疎かになった?
新型コロナウイルスで物理的に心理的にも従業員やお客様との距離が離れた?
と思う方もいるのではないでしょうか?本記事ではそんな現代だからこそ必要としたい想いを伝えあうというサービスをご紹介します。
心が温まる綺麗事では終わらせない非常に魅力的なシステムなので、ぜひ楽しみながらご一読いただけると幸いです。
想いを伝え合うサービスとは
早速ですが、本記事でご紹介するのは想いを伝え合う、それも「感謝、褒め合う、認め合う」といったことをコンセプトとしたサービスです。
ただ、おそらく何それ?と思う方も多いかもしれません。
その疑問を解決するべく、なぜ想いを伝え合うことが必要なのか?利用の目的を実際の企業の導入事例をもとにご紹介します。
想いを伝え合うサービスはなぜ必要?どんなメリットはあるの?
一見ビジネスシーンでは必要性を感じにくい想いを伝え合うサービスはなぜニーズがあるのでしょうか?筆者が企業事例を元に調べたところ、ただ従業員が少しでもよくなるというメリットだけではないということが分かりました。
そこで、別の角度から3つの導入事例を参考にしたメリットをご紹介します。
勤務時間帯によるスタッフ同士のコミュニケーション不足の解消
これは、フランチャイズでTSUTAYAを運営しているENN株式会社様の事例です。
TSUTAYAと聞けばイメージが沸くかと思いますが、昼勤務と夜勤でスタッフが入れ替わることが多いらしく、その影響で昼勤務スタッフと夜勤務スタッフのコミュニケーションがうまく取れないという課題があったそうです。
なぜこれが課題になるかというと、コミュニケーションのきっかけがないことから
・普段は昼勤務だけど急な事情で夜勤務になったが初対面のスタッフばかりでコミュニケーションがうまくとれない
・昼のスタッフ向けの仕事の依頼などがうまく伝えられずどうしてもお互いが仕事を押し付けられたというストレスに繋がる
ということが起こるからです。
これにより、スタッフ間でのストレスや衝突のきっかけになったり、お互いが仕事を押し付け合う負の循環に陥っていることも多いかと思います。特に、現場勤務が多い業界は…
この課題を解決するために、LINEグループを作りコミュニケーションのきっかけを作ろうにも個人ツールのためアカウントを聞くハードルが高い…
LINEより気楽かつコミュニケーションが取りやすいツールはなんだろう?と考えた結果想いを伝え合うサービスに辿り着いたそうです。
なんとEVV株式会社では、1ヶ月で1,330回のありがとうが送られるなどかなり活発に利用されているそうです。
気軽にコミュニケーションが取れることから
・誕生日
・勤続記念
・仕事を手伝ってくれた
時などにが利用されることが多いそうです。
■導入オススメの企業
勤務時間帯で勤務スタッフが変わる現場職
■ツール
thanks!
参考:thanks!「月に1330回の“ありがとう”が見える化 スタッフの自発的な利用でコミュニケーション量アップ!」
「仕事を頼む側」と「仕事を頼まれる側」が偏ることで不満をもつメンバーの心理的負担の軽減
在庫管理システムなどを展開する株式会社アッカ・インターナショナル様の事例です。
企業向けシステムのため、必ず必要になるのがカスタマーサポートです。しかし、カスタマーサポートは導入企業へのサポートを行う以上、自社システムの機能について人一倍知識を持っておく必要があります。そのため、難しい質問が企業からあった場合新人のスタッフは対応することができず、ベテランや知見があるスタッフへ質問をしたり、仕事を依頼することが増えると思います。
しかし、これを続けていても
・仕事を頼む側は毎回難しい顧客対応は同じ人へ相談するため気が引ける
・仕事を頼まれる側は特にメリットがないため不満がたまる
結果、仕事を頼まれる側の負担がふえ、自社の知見が深いスタッフが退職するというケースも考えられます。
この課題を解決するために想いを伝えるサービスを導入したそうです。これがクッションとなり。仕事を依頼する側は、ありがとうを送ることで相手にメリットが伝わる。仕事を頼まれる側はメリットが生まれる。
そのため、必然的にお互いの心理的課題が解消され優秀スタッフの退職リスクを軽減することに繋がりそうですね!
■導入オススメの企業
カスタマーサポートが必要な事業を行っている企業
■利用ツール
Unipos
参考:Unipos「『仕事を頼む側』と『頼まれる側』の間のモヤモヤは、感謝をリアルタイムに可視化すれば解消できる」
社内の行動指針を従業員に浸透させたい
人材開発/組織開発コンサルティング事業を行うインパクトジャパン株式会社様は、社内の行動指針を従業員に浸透させることを目的に想いを伝えあうサービスの導入を始めたそうです。
これは、社内ではどんな行動や仕事をすれば自社が求める指針に当てはまるのか?を認識してもらい自社が求める人材に育ってもらうために導入をしたそうです。というのも、様々な企業では独自の行動指針が決まっており、「情熱を忘れるな」「迷ったら即行動」などが決まっていますが、抽象度が高いことがあり、従業員が認識している行動指針と役員クラスが認識している行動指針とではイメージに差異があるということはよくあると思います。
ただ、それを毎回指摘していてもお互いのストレスになります。そのため、従業員にどんな行動をした自社が求めている行動指針なのかを想いを伝えるサービスで適宜伝えることで少しずつ認識の相違を減らしていくために利用しているそうです。
確かに、この方が従業員側からしてもほどよく軌道修正をしてくれますし何より褒められながら認識の相違をなくせるのでストレスレスですよね!
■導入オススメの企業
行動指針と従業員の行動にギャップを感じている企業
■利用ツール
RECOG
参考:RECOG「社内のバリュー(行動指針)の浸透が課題ですという企業は多いと思います。当社のRECOG導入の第一目的もバリュー浸透でした」
必要性とメリットまとめ
いかがでしたでしょうか?
想いを伝え合うサービスを導入する背景には
・勤務時間帯でスタッフが変わるためコミュニケーションがうまく取れずそれが負の連鎖に繋がる
・カスタマーサポートで仕事を頼まれがちな優秀スタッフの負担が大きい
・社内の行動指針が従業員にうまく伝わっていない
という課題があるようです。
もちろん、これらは氷山の一角かもしれません。
ただ、共通して言えるのは、「褒める」「感謝を伝える」などポジティブなコミュニケーションツールをクッションとして挟むことで従業員間のコミュニケーションが活性化しそれが従業員満足度、そして会社の発展に繋がるということです。
想いを伝え合うサービスの機能
では、想いを伝え合うサービスにはどのような機能があるのでしょうか?
主に3つのサービスの機能を網羅してご紹介します。ぜひ、自社で活用するイメージを機能を参考にイメージいただけると幸いです。
・ありがとう、賞賛などをボタン1つで送ることができる
・ありがとうや賞賛をポイントに換算しクーポンや社内独自の特典を設定できる
・手紙のようなで際でデザインで感謝を伝えることができる
・タイムラインで投稿をSNS感覚でラフに確認できる
・チーム、メンバーのポイント状態を確認できる
・チャット形式で想いを伝えることもできる
これらが主な機能です。
筆者が3つのサービスについて調べて感じたのは、ポジティブなコミュニケーションがメインのSNSのようなイメージです。前向きなコミュニケーション限定であることから気軽に会話のきっかけが作れますし気持ちのいいコミュニケーションを社内で行えます。
一見綺麗事に聞こえるかもしれませんんが、リモートワークにより物理的にも心理的にも距離が空いている現代、とても重要なサービスなのではないかと思いました。
オススメのサービス3選
それでは最後にオススメのサービスをご紹介します。
特徴を理解して自社にあったサービスはどれなのか?見極めていただければ幸いです。
Unipos(ユニポス)
Uniposは、440社の導入実績のサービスです。
主な機能としては
・ありがとうや賞賛をポイントに換算しクーポンや社内独自の特典を設定できる
・タイムラインで投稿をSNS感覚でラフに確認できる
・チーム、メンバーのポイント状態を確認できる
・スタッフや部署ごとの利用状況を一眼で可視化することができる
・ハッシュタグで行動指針の意識づけをしやすい
です。
特に、Uniposが他のサービスと比較して優れているのは、従業員のマネジメント機能の充実さです。
部署、従業員ごとの利用状況を一眼で可視化できることで部署間のコミュニケーション課題が判断できたり、もっと細かく従業員ごとの課題や利用状況を判断することで、Uniposをどのように運用すればもっと成果を得られるのかが分かります。
コミュニケーション課題が大きく緊急性を持ちながらも長期的に組織のコミュニケーションを上昇させていきたいという企業にオススメのサービスです。
■価格
要問い合わせ
■参考
RECOG(レコグ)
RECOGは、デザインや使いやすさが特徴のサービスです。
主な機能としては
・ありがとうや賞賛をポイントに換算しクーポンや社内独自の特典を設定できる
・レターと呼ばれる手紙のようなデザイン
・チーム、メンバーのポイント状態を確認できる
・ランキングやイベント機能がある
です。
特に、RECOGが他のサービスと比較して優れているのは、デザインと導入のきっかけの作りやすさです。
まずRECOGはレターと呼ばれるデザインが特徴です。他のサービスはSNSのようなデザインですがRECOGは手紙を送っているような感覚になる気持ちが伝わりやすいと思います。また、ランキングやイベントなどサービス内で活性化のための試作を行えるため、普段このようなサービスを全く使わない、職場のコミュニケーションがほとんどない場合でも利用しやすいと思います。
このようなサービスを初めて利用するので、初めてでもきっかけを作りやすいサービスがいいと思われている企業にオススメです。
■価格
30,000円/月〜
■参考
thanks!(センクス)
thanks!は、管理の手軽さが特徴のサービスです。
主な機能としては
・ありがとうや賞賛をポイントに換算しクーポンや社内独自の特典を設定できる
・リマインドが可能
・ダイレクトメッセージが可能
・スタンプやボタン1つで反応できる
です。
特に、thanks!が他のサービスと比較して優れているのは、管理の手軽さです。
というのも、リマインド機能といって、thanks! を利用している従業員の利用をさらに促す機能が搭載されています。これにより、通常は管理者が従業員の利用割合や頻度を確認する必要がありましたが、その手間が省けます。また、SNSのようなデザインで直感的に利用できることも魅力です。
想いを伝えるサービスを導入したいけど管理に手間をさけない…
そんな企業にオススメのサービスです。
■価格
要問い合わせ
■参考
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一見必要性を感じにくいサービスですが、
・勤務時間帯でスタッフが変わるためコミュニケーションがうまく取れずそれが負の連鎖に繋がる
・カスタマーサポートで仕事を頼まれがちな優秀スタッフの負担が大きい
・社内の行動指針が従業員にうまく伝わっていない
など様々なメリットがあることがわかるかと思います。
リモートワークでコミュニケーションが疎かになりがちな今、導入を検討してみてはいかがでしょうか?
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<参考>
thanks!「月に1330回の“ありがとう”が見える化 スタッフの自発的な利用でコミュニケーション量アップ!」
Unipos「『仕事を頼む側』と『頼まれる側』の間のモヤモヤは、感謝をリアルタイムに可視化すれば解消できる」
RECOG「社内のバリュー(行動指針)の浸透が課題ですという企業は多いと思います。当社のRECOG導入の第一目的もバリュー浸透でした」